診療だより

   冬号  「 感染予防について 」

瀧田医院分院  平成21年12月発信


 

今年は新型インフルエンザが大流行しています。これからは、例年の如く季節性のインフルエンザが流行ってくることが予測されます。
瀧田医院分院では、分院だよりとしてH13年12月号にて「インフルエンザについて」を発信しました。
今回は、感染予防には欠かせない1.うがい、2.マスク着用、3.手洗い(手指衛生)について述べたいと思います。

  1.うがいについて

@ うがいの効果
 * 口の中やのどのおくについたウイルスや菌を排除する(口腔・咽頭の清掃)
 * 口腔内を清潔に保ち、菌の繁殖を防止する(殺菌・除臭)
 * 風邪予防効果実験では、うがいをしている人がしない人より罹患率が少ないというデータがでている
  (風邪発症、
4割減少)

  * 虫歯の予防、食欲が増すということも期待できる

A うがいの方法

 * 最初はグシュグシュっと口の中を1〜2回ゆすぐ
 * 声を出すぐらいのつもりで顔を上に向けてうがいをする
 * 1回が5〜10秒と(あるいはそれ以上)長めに、4〜5回ごろごろとすすいで吐き出す
 * 日常では手軽に水、番茶、食塩水などをつかっても効果がある
 * 注意:特に御高齢の方は、誤嚥や義歯の飲み込みに気をつけましょう

  2.マスクの着用について

@ 鼻や口からウイルスや菌を吸い込む量を減らしたり、のどの奥への侵入を予防したり、乾燥を防いだりする効果がある

A 使い捨てマスクが良いでしょう
  
マスクの表面にはウイルス、菌の付着が考えられる為、使用したあとは表面をクルクルっと中へ巻き込み破棄する



(咳のエチケット)
@ 咳やくしゃみが出るときはマスクをしましょう


A マスクがない時に咳やくしゃみがでる場合は、ティシュやハンカチで口や鼻をおおいましょう

B 咳やくしゃみをしたあとも必ず手洗いをしましょう

  3. 手洗い(手指衛生)について

@ 何故、手指衛生が必要か
 * 手指の汚れや、付着している感染の原因となる菌を除去する
 * 他人に病原体を伝播(うつすこと)させない
 * 自分自身を病気から守る

A 手洗いのあと、洗い残しをしやすい部位


B 手が感染源になることがある為、しっかり洗い残しのない手洗いを心掛けると、自分の体内への菌の侵入を防ぎ、
  又、他人への感染も予防することができる

 ◆ 以上、感染予防について3点ほど述べましたが、しっかり予防を心掛け、寒い冬を乗り切っていきましょう。 ◆