診療だより

    栄養指導と言語聴覚療法 

瀧田医院本院・分院  平成19年9月発信


栄養相談って?   − 管理栄養士からのご案内 −

      

★ どんな人が対象になるの?  主に生活習慣病(糖尿病、高脂血症、高血圧、腎臓病など)や消火器系の疾患をお持ちの方、貧血、肥満など食生活が関わってくる疾患をお持ちの方。
★ どんなことをするの?  検査データに基づいて、患者さまの生活習慣や食の好みなどをお聞きし、具体的に実行可能な方法を一緒に考えていきます。また、定期的に栄養相談においでいただくことにより食事療法を継続することの重要性を理解していただき、長期に良好な自己管理ができる能力を身につけていけるようにお手伝いしていきます。食事療法=栄養価計算ではありませんし、「もう、おいしいものは食べられない」と考える必要もありません。
★ 栄養相談はどこでおこなわれているの? タキタデイプラザ1号館 瀧田医院分院です。
★ いつおこなわれているの?  月曜日〜金曜日 9:00〜16:00(祝日はお休みです)予約制でおこなっております。予約をしていない場合でも受診時に相談を受けることができます。医師にお尋ねください。
★ どの位の時間がかかるの? その方とのお話の内容によりますが、30分〜1時間の予定です。





言語聴覚療法って?   − 言語聴覚士からのご案内 −

      
★ 言語聴覚療法とは?  言いたい言葉がでてこない、呂律がまわらないといった言葉によるコミュニケーションに問題のある方に、言語聴覚士がその機能の維持向上を図り、コミュニケーションの面から豊かな生活ができるように言語訓練などを行なうことです。
★ 対象となる方 * 言いたい言葉が思い出せないなどの「失語症」の方
* 呂律がまわらないなどの「構音障害」の方
* 言葉、発音などの発達が遅れている「言語発達遅延」の方
* 食事をするとむせてしまい、うまく食べられないなどの「摂食・嚥下障害」の方
★ 言語療法の内容        *失語症  言いたい言葉がなかなか出せず、自分の気持ちが伝えられない『失語症」の方には言葉を出す訓練(換語訓練)をおこなったり、ジェスチャーや指差し、コミュニケーション・ノートを活用することで意思疎通を可能にしコミュニケーションに重点をおいた訓練などをおこなっています。
     *構音障害  「構音障害」は発音が悪かったり、声がうまくでない病気なので、まずどんな音が言いづらいのか、どんなふうに言いづらいのか確認します。それから障害された機能そのものに直接アプローチするために唇や舌の運動回復をおこなったり、残存する能力の強化を図り、発語の明瞭度をあげるための訓練をします。
*摂食・嚥下障害  水や食べ物の送り込みや飲み込みがうまくできなかったり、食べ物がうまく飲み込めず肺に入ってしまいむせてしまう症状を「摂食・嚥下障害」といいます。摂食・嚥下障害になると栄養不足や肺炎などの病気になりやすくなります。それを防ぐために顔面マッサージ、嚥下(飲み込み)訓練、アイスマッサージ、摂食訓練などをおこないます。