診療だより

       − 小児の診察を受ける時のポイント −

瀧田医院分院  平成17年 8月発信



 夏休みも終り、そろそろ夏の疲れが出はじめる頃です。
 今回は、小児の診察を受ける時のポイントをまとめました。

1.診察につれてくる人

 ○ 子どもの様子を一番よく知っている人がつれてきてください。
 ○ 誰かに頼む時は、経過や症状を書いたメモを渡してください。

2.持ってくる物

 ○ 母子手帳・保険証・診察券
 ○ 便がおかしい時は、その便を見せてください。
 ○ 現在服用している薬があるときは、服用中の薬剤情報が書かれた物。
 ○ 熱が続いている場合は、メモやグラフにとって記録したもの。

3.待合室

 ○ 診察前に食べ物や飲み物を口にしないでください。
   食べ物で口の中がよく見えません。また口を開けた時、のどに詰まらせることが
   あります。
 ○ 診察の順番が近づいたら、上着や帽子ははずして、シャツのボタンもはずして
   おきましょう。(診察しやすい様に、上下に脱ぎやすい服が良いでしょう。)
 ○ 吐いた、お腹が痛い、ゼイゼイと苦しむ、ぐったりしているなどの時は、申し出て
   順番を早めてもらうようにしてください。

4.診察室で医者に伝えてほしいこと

 ○ 一番気になる症状は何ですか。
 ○ いつからその症状はありますか。
 ○ その他の気になる症状はありますか。
 ○ 今日までで大きな病気をしたことがありますか。
 ○ 家族に同じような病状の人がいませんか。
 ○ 薬のアレルギーはありますか。

5.家族が医者に確認すること

 ○ 感染するか・しないか
 ○ 入浴してもよいか・いけないか
 ○ 次の診察日はいつか

子どもの病気は、おとなと違って容態が急変しやすく合併症を起こすことがあるなど、経過観察が大切なものが多いです。処方された薬を使い終えた時や症状がおさまった時でも、必ず一度受診して病気の回復を確かめてもらいましょう。
また、よほど緊急を要しないかぎり、電話で相談するのはやめましょう。実際に診察してもらって診断を受けることが大切です。