診療だより

医療保険のIT化

瀧田医院分院  11月発信


医療においてもIT化が進んでいて、他に比し最も進んでいる業種の一つです。
今回は、医療保険に絞って述べます。
医療機関は、診療内容の報酬を診療報酬請求書(レセプト)に記して、社会保険支払い基金や国民保険連合会に送付します。その際、以前は診療内容の整理やレセプト業務は手作業でしたが、医療保険診療の内容も複雑になって来た為、診療内容の整理やレセプト業務はコンピュータがなくては行えないほどになり、現在は医事用コンピュータで診療内容を処理をした後、レセプトに記して社会保険支払い基金や国民保険連合会に届ける医療機関が大部分となりました。更には、医事用コンピュータで診療内容を処理をした情報をフロッピーで送付することができるようになりました。近々、介護保険では既に導入されている伝送になりましょう。
医療事務は、IT化が進んだ為に以前に比してスムーズにはなりましたが、未だIT化された状況そのものが煩雑です。その理由は、医療保険制度の内容が複雑、且つ、制約が多くてパターン化ができにくいことと、ソフトを作る企業がある意味で独占企業なので、良いソフトを作る企業努力が足りないということです。
尚、医療にいくらIT化が進んでも、医療の基本は人と人との交流です。