診療だより

瀧田医院分院  3月発信


 昨今、リハビリテ−ションの必要性が謳われています。特に、地域リハビリテ−ションの必要性が強調されています。ここで言う地域リハビリテ−ションとは、障害を持つ患者さんが、住み慣れた所で素早く、包括的、継続的且つ体系的にするリハビリテ−ションを言います。
 瀧田医院分院もその観点より、内科や小児科と併せ、リハビリテ−ション科を設けて頑張っておりました。しかも、優秀な言語聴覚士が常勤で大人と子供の言語訓練をやってくれていました。そして、その実績は大なるものでした。
 さて、医療はより専門化し、高度になって行きます。一方、より普遍化して行かねばなりません。しかし、2002年4月よりの診療報酬の改定では、言語聴覚療法の普遍化が逆に無視されてしまいました。即ち、大規模なリハビリテ−ション施設を持つ医療機関しか言語聴覚療法ができなくなりました。つまり、当院では言語療法ができなくなりました。
 この意味から、今回のリハビリテ−ションの言語聴覚療法の診療報酬の改定は改悪であり、残念なことです。