いきいき老人だより      7月発信   SD7-hana.gif
   医療法人と社会福祉法人の違いの「矛盾ずくし」
介護保険が発足する相当前迄は、老人介護の福祉をする事業体は行政や社会福祉法人に限られていました。介護保険発足少し前から医療法人・農協や生協にも門戸が開かれ、介護保険発足後は更に民間企業も参加できるようになりました。
法人の形態は色々ですが、医療法人社会福祉法人は、学校法人宗教法人と共に公共性・非営利性の点では同じです。しかし、事業への公的な経済補助や税制は、社会福祉法人に加担されています。、医療法人としては「矛盾」を感じます。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホ−ム)介護老人保健施設があります。社会福祉法人は両方共設立できますが、医療法人は前者はできません。社会福祉法人が医療系の後者でも設立できます。更に、病院も設立できます。医療法人としては「矛盾」を感じます。

SD7-kai01.gif有料老人ホ−ム社会福祉法人は設立できても、医療法人はできません。一方、軽費老人ホ−ム(ケアハウス)は両法人が設立できます。介護保険が発足してからは両老人ホ−ムの事業内容の違いは余りありません。医療法人としては「矛盾」を感じます。
「矛盾」な対応が「不純」な対応とならぬようにと思います。